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【金額比較】スペーシアとルークスで5年後に損しないのはどっち?

スペーシア × ルークス

スペーシアとルークス、どっちを買うか迷っている人も多いはず。

車を選ぶときは、デザインや運転のしやすさだけでなく「売るときにどれだけ値段が残るか(再販価値)」を意識することも大切です。

この記事では、購入から5年後に売る場合(中古車市場では「5年落ち」の扱い)に、両車にどれくらい差が出るかを比較します。

本文で燃費やサイズ、流通量の違いもチェックして、損をしない1台を選べるようになりましょう。

本記事の調査概要

・調査年月…2025年10月
・買取相場・掲載中古台数・相場動向…中古車情報サイト「カーセンサー」の実データ
・新車販売台数…全国軽自動車協会連合会 「軽四輪車通称名別新車販売確報」

~買い替えで損をしないために~

どっちの車にするかを決める前に、必ずやっておきたいのが「今乗っている車の買取相場のチェック」です。

買い替え時の後悔でよくあるのが「手放す車を相場より安く売ってしまった」というケースだからです。

買い替え時の総支出は購入価格 - 売却価格で決まります。

車の買い替えで損をしないためにも、現在の買取相場をチェックしておきましょう。

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【比較結果】5年後に損をしにくいのは「スペーシア」

比較項目 スペーシア ルークス
購入から5年後(=5年落ち)の買取相場 約87万円 約85万円
新車価格(2025年) 約153万〜約188万
(平均170.5万円)
約167万〜約182万
(平均174.5万円)
リセールバリュー率 51.0% 48.7%

5年後に損をしにくいのはスペーシアです。

5年後(=5年落ち)の平均買取相場はスペーシアが約87万円、ルークスが約85万円となり、差額は約2万円です。

リセールバリュー率でも、スペーシアが上回ります。

リセールバリュー率とは?

  • 新車価格の何%で売れるか(再販価値)を表した指標
  • リセールバリュー率が高い車は、実質的な費用負担が少なくなり、乗り換えの際の資金の持ち出しも抑えられる
  • 【計算式】 平均買取相場 ÷ 新車価格の平均 × 100 = リセールバリュー率(%)

スペーシアは新車販売台数が圧倒的に多く、市場での需要が安定しています。

一方、ルークスは流通量が少ない影響が出ています。

そのため、再販価値を重視する場合は、スペーシアを選びましょう。

出典:スズキ日産公式サイト
出典:カーセンサー「スペーシア(スズキ)の買取相場情報」
出典:カーセンサー「ルークス(日産)の買取相場情報」

【年数で比較】7・9年後に損をしにくいのはどっち?

比較年数 スペーシア平均買取相場 ルークス平均買取相場
購入から5年後(=5年落ち) 約87万円 約85万円
購入から7年後(=7年落ち) 約73.3万円 -
購入から9年後(=9年落ち) 約35.8万円 -

スペーシアは7年後までは大きく値下がりはしていませんが、9年後になると一気に値落ちします。

一方、ルークスは2013年4月~2020年2月までの間は生産されていないため、7年後・9年後(7年落ち・9年落ち)のデータがありません。

よって、長期的な予測が難しい状況です。

ただし、5年後の買取相場を見た限りでは、スペーシアの方が値崩れしにくいと予想されます。

この予想をもとにすると、長期間乗り続ける場合は、スペーシアの方が損をしにくいといえます。

出典:カーセンサー「スペーシア(スズキ)の買取相場情報」
出典:カーセンサー「ルークス(日産)の買取相場情報」

【走行距離で比較】3・5・8万km走行後に損をしにくいのはどっち?

走行距離 スペーシア平均買取相場 ルークス平均買取相場
〜3万km 約88.4万円 約84.5万円
〜5万km 約71.9万円 約69.8万円
〜8万km 約44.4万円 約27.6万円

どの走行距離においても、スペーシアの買取相場がルークスを上回っています。

そのため、スペーシアの方が走行距離が増えても、価値を維持しやすい車と分析できます。

また、ルークスは8万kmを超えると買取相場が一気に下落するので、長く乗る場合はスペーシアよりも損をする可能性が高くなりやすいです。

出典:カーセンサー「スペーシア(スズキ)の買取相場情報」
出典:カーセンサー「ルークス(日産)の買取相場情報」

スペーシアとルークスの違いを比較【価格・燃費・サイズ・室内空間】

比較項目 スペーシア ルークス
新車価格(2025年) 約153万〜約188万(平均170.5万円) 約167万〜約182万(平均174.5万円)
燃費(WLTCモード) 22.4〜25.1km/L(平均23.75km/L) 18.8〜21km/L(平均19.9km/L)
ボディサイズ 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,785mm 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,785mm
室内寸法 室内長2,170mm/室内幅1,345mm/室内高1,415mm 室内長2,315mm/室内幅1,335mm/室内高1,400mm

スペーシアは約153万円から購入できるため、ルークスよりも初期費用を抑えやすいです。

それに、スペーシアは燃費も良いので、ガソリン代も節約できます。

一方、ルークスは平均19.9km/Lで、燃費重視の人にはやや物足りないかもしれません。

ボディサイズは全長、全幅、全高どれも共通です。

室内は室内長、室内幅でスペーシアが勝っており、室内長のみルークスの方が余裕があります。

出典:スズキ日産公式サイト

スペーシアとルークスの人気・流通量・需要の違いを比較

比較項目 スペーシア ルークス
新車販売台数(2025年9月) 16,407台 4,824台
掲載中古台数 13,817台 9,943台
相場動向(直近3か月) 横ばい やや下落

スペーシアの新車販売台数は16,407台で、ルークスの4,824台を大きく引き離します。

中古市場でもスペーシアは13,817台が流通し、ルークスは9,943台です。

相場動向はスペーシアが横ばい、ルークスがやや下落と安定感に差があります。

これらを踏まえて考えると、スペーシアの方が需要があり、長期的な資産価値の面では有利になりやすいといえます。

出典:全国軽自動車協会連合会
出典:カーセンサー/「スペーシア」の中古車
出典:カーセンサー/「ルークス」の中古車

出典:カーセンサー「スペーシア(スズキ)の買取相場情報」
出典:カーセンサー「ルークス(日産)の買取相場情報」

スペーシアとルークスは結局どっちがいい?

選び方

  • 5・7・9年後の再販価値を重視するならスペーシア
  • 走行距離が多くなっても高値売却が期待できるのはスペーシア
  • 燃費の良さを求めるならスペーシア
  • 室内の長さを重視するならルークス

再販価値を優先して車を選ぶなら、スペーシアがおすすめです。

5・7・9年後の相場のいずれでもスペーシアの方が高いため、タントよりも高値売却が見込めます。

また、3・5・8万km走行後の相場もすべてスペーシアの方が高いことから、1台を長く乗る場合も損をしにくいです。

加えて、スペーシアは燃費の面でもルークスに勝っているので、維持費=ガソリン代を重視する人にも向いています

ただし、室内長はルークスの方が15mmだけ余裕があります。

スペーシアとルークスのどっちを選ぶべきか迷った場合は、これらを参考にしてください。

参考リンク

-軽スーパーハイトワゴン
-,