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【金額比較】タントとルークスで5年後に損しないのはどっち?

タント × ルークス

タントとルークス、どっちを買うか迷っている人も多いはず。

車を選ぶときは、デザインや運転のしやすさだけでなく「売るときにどれだけ値段が残るか(再販価値)」を意識することも大切です。

この記事では、購入から5年後に売る場合(中古車市場では「5年落ち」の扱い)に、両車にどれくらい差が出るかを比較します。

本文で燃費やサイズ、流通量の違いもチェックして、損をしない1台を選べるようになりましょう。

※中古車市場では「4〜6年落ち」の車が流通の中心になりやすいため、本記事では購入から5年後(=5年落ち)を比較しています。
※記事内の新車価格や燃費、サイズは代表的なグレードの数値です。

~買い替えで損をしないために~

どっちの車にするかを決める前に、必ずやっておきたいのが「今乗っている車の買取相場のチェック」です。

買い替え時の後悔でよくあるのが「手放す車を相場より安く売ってしまった」というケースだからです。

買い替え時の総支出は購入価格 - 売却価格で決まります。

車の買い替えで損をしないためにも、現在の買取相場をチェックしておきましょう。

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【比較結果】5年後に損をしにくいのは「ルークス」

比較項目 タント ルークス
購入から5年後(=5年落ち)の買取相場 約82.3万円 約85万円
新車価格(2025年) 約149万〜約161万
(平均155万円)
約167万〜約182万
(平均174.5万円)
リセールバリュー率 53.1% 48.7%

5年後に損をしにくいのは「ルークス」です。

5年落ち時点での平均買取相場はルークスが約2.7万円高く、売却時により多くのお金が手元に残りやすいためです。

一方で、タントはリセールバリュー率が高く、コストパフォーマンスの良さが光ります。

リセールバリュー率とは?

  • 新車価格の何%で売れるか(再販価値)を表した指標
  • リセールバリュー率が高い車は、実質的な費用負担が少なくなり、乗り換えの際の資金の持ち出しも抑えられる
  • 【計算式】 平均買取相場 ÷ 新車価格の平均 × 100 = リセールバリュー率(%)

つまり、売却時の金額の高さを重視する人はルークス、支払ったお金に対する戻り率を重視する人はタントを選ぶと損をしにくくなります。

出典:ダイハツ日産公式サイト
出典:カーセンサー/タント(ダイハツ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ルークス(日産)の買取相場情報

【年数で比較】7・9年後に損をしにくいのはどっち?

比較年数 タント平均買取相場 ルークス平均買取相場
購入から5年後(=5年落ち) 約82.3万円 約85万円
購入から7年後(=7年落ち) 約54万円 -
購入から9年後(=9年落ち) 約46.9万円 -

タントは古い年式でも一定の価格を維持し、年数が経過しても急激な値落ちが少ない傾向があります。

とはいえ、ルークスの方が5年落ち時点であればタントよりも相場が高いので、損はしにくいです。

ただ、ルークスは初代が2009年~2013年にかけて生産され、2代目が2020年~2025年にかけて生産されているため、7年後や9年後の買取相場が読めません。

よって、買い替え周期を7〜9年で考えている人は、ある程度相場が読めるタントを選んでおいた方が、損を避けやすいかもしれません。

出典:カーセンサー/タント(ダイハツ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ルークス(日産)の買取相場情報

【走行距離で比較】3・5・8万km走行後に損をしにくいのはどっち?

走行距離 タント平均買取相場 ルークス平均買取相場
〜3万km 約78.8万円 約84.5万円
〜5万km 約54.9万円 約69.8万円
〜8万km 約31.2万円 約27.6万円

走行距離による価値の変動を見ると、3・5万kmまではルークスの方が高く、短・中距離走行での再販価値に優れています。

しかし、8万km以降はタントの方が高くなるため、長距離利用の場合は損をしにくくなります。

走行距離別で考える場合は、こちらを参考にしてみてください。

出典:カーセンサー/タント(ダイハツ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ルークス(日産)の買取相場情報

タントとルークスの違いを比較【価格・燃費・サイズ・室内空間】

比較項目 タント ルークス
新車価格(2025年) 約149万〜約161万(平均155万円) 約167万〜約182万(平均174.5万円)
燃費(WLTCモード) 21.4〜22.7km/L(平均22.05km/L) 18.8〜21km/L(平均19.9km/L)
ボディサイズ 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,755mm 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,785mm
室内寸法 室内長2,125mm/室内幅1,350mm/室内高1,370mm 室内長2,315mm/室内幅1,335mm/室内高1,400mm

新車の平均価格(安さ)と、燃費効率ではタントの方が優勢です。

ボディサイズは両車ほぼ同じですが、室内の広さではルークスの方がやや優れています。

ルークスはタントよりも室内長が200mm、室内幅は5mm、室内高が30mm余裕があります。

そのため、購入のしやすさと燃費を優先するならタント、快適性を重視するならルークスを選ぶと満足度が高まります。

出典:ダイハツ日産公式サイト

タントとルークスの人気・流通量・需要の違いを比較

比較項目 タント ルークス
新車販売台数(2025年9月) 11,457台 4,824台
掲載中古台数 16,627台 9,943台
相場動向(直近3か月) やや下落~微上昇 やや下落

タントは販売台数・中古掲載数ともに多く、国内市場での認知度と人気の高さがうかがえます。

流通量が多いと相場が安定しやすく、いつ売却しても一定の買取額が見込めるため、損をしにくくなります。

一方で、ルークスはタントに比べると販売台数・中古掲載数のどちらも少ないので、人気・流通量の少なさは否めません。

ルークスは相場もやや下落傾向が見られることから、タントに比べると高値売却は難しいかもしれません。

出典:全国軽自動車協会連合会
出典:カーセンサー/「タント」の中古車
出典:カーセンサー/「ルークス」の中古車

出典:カーセンサー/タント(ダイハツ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ルークス(日産)の買取相場情報

タントとルークスは結局どっちがいい?

選び方

  • 5年後の売却金額を優先するならルークス
  • 長距離利用(8万km以上)でも高値売却を希望するならタント
  • 燃費効率を重視するならタント
  • 室内の広さ・快適性を求めるならルークス

ルークスは5年後の再販価値が高く、タントよりも高値売却が期待できる車です。

一方で、タントは低価格・高燃費で家計への負担を抑えられるため、実用性を重視する人におすすめです。

タントとルークスのどっちを選ぶべきか迷った場合は、上記を参考に損をしない選択をしてください。

参考リンク

-軽スーパーハイトワゴン
-,