【金額比較】N-ONEとステラで5年後に損しないのはどっち?

N-ONE × ステラ

N-ONEとステラ、どっちを買うか迷っている人も多いはず。

車を選ぶときは、デザインや運転のしやすさだけでなく「売るときにどれだけ値段が残るか(再販価値)」を意識することも大切です。

この記事では、購入から5年後に売る場合(中古車市場では「5年落ち」の扱い)に、両車にどれくらい差が出るかを比較します。

本文で燃費やサイズ、流通量の違いもチェックして、損をしない1台を選べるようになりましょう。

※中古車市場では「4〜6年落ち」の車が流通の中心になりやすいため、本記事では購入から5年後(=5年落ち)を比較しています。
※記事内の新車価格や燃費、サイズは代表的なグレードの数値です。

~買い替えで損をしないために~

どっちの車にするかを決める前に、必ずやっておきたいのが「今乗っている車の買取相場のチェック」です。

買い替え時の後悔でよくあるのが「手放す車を相場より安く売ってしまった」というケースだからです。

買い替え時の総支出は購入価格 - 売却価格で決まります。

車の買い替えで損をしないためにも、現在の買取相場をチェックしておきましょう。

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【比較結果】5年後に損をしにくいのは「N-ONE」

比較項目 N-ONE ステラ
購入から5年後(=5年落ち)の買取相場 72.1万円 41.8万円
新車価格(2025年) 約173.4万〜約186.7万
(平均180.1万円)
約135.8万〜約148.5万
(平均142.2万円)
リセールバリュー率 40.0% 29.4%

N-ONEの方が5年後の買取相場で大きく上回るため、より損をしにくい結果です。

買取金額の差は30万円以上あり、これは購入後の満足度にも影響しやすいポイントです。

また、リセールバリュー率でもN-ONEが優勢で、価値の落ちにくさが数値にはっきりと表れています。

リセールバリュー率とは?

  • 新車価格の何%で売れるか(再販価値)を表した指標
  • リセールバリュー率が高い車は、実質的な費用負担が少なくなり、乗り換えの際の資金の持ち出しも抑えられる
  • 【計算式】 平均買取相場 ÷ 新車価格の平均 × 100 = リセールバリュー率(%)

これらを踏まえると、5年間乗って手放す時の損失が少ないのはN-ONEとなります。

出典:ホンダスバル公式サイト
出典:カーセンサー/N-ONE(ホンダ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ステラ(スバル)の買取相場情報

【年数で比較】7・9年後に損をしにくいのはどっち?

比較年数 N-ONE買取相場 ステラ買取相場
購入から5年後(=5年落ち) 72.1万円 41.8万円
購入から7年後(=7年落ち) 54.0万円 51.2万円
購入から9年後(=9年落ち) 35.4万円 37.2万円

7年後は両車の差が小さくなりますが、依然としてN-ONEがわずかに優勢です。

しかし、9年後になるとステラがやや上回るため、長く乗った場合にはN-ONEよりも価値の落ちにくさを感じやすいといえます。

出典:カーセンサー/N-ONE(ホンダ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ステラ(スバル)の買取相場情報

【走行距離で比較】3・5・8万km走行後に損をしにくいのはどっち?

走行距離 N-ONE買取相場 ステラ買取相場
〜3万km 68.7万円 45.0万円
〜5万km 46.3万円 20.0万円
〜8万km 28.9万円 16.8万円

走行距離が増えた場合に、価値が落ちにくいのはN-ONEです。

特に5万km時点で差が大きく開き、N-ONEが26万円以上高い相場を記録しています。

ステラも日常使いには十分な1台ですが、売却を前提に考えた場合は、距離数が増えるほどN-ONEと差が広がりやすい点に注意が必要です。

出典:カーセンサー/N-ONE(ホンダ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ステラ(スバル)の買取相場情報

N-ONEとステラの違いを比較【新車価格・燃費・サイズ・室内空間】

比較項目 N-ONE ステラ
新車価格(2025年) 約173.4万〜約186.7万
(平均180.1万円)
約135.8万〜約148.2万
(平均142.2万円)
燃費(WLTCモード) 21.0〜23.0km/L(平均22.0km/L) 20.6〜22.6km/L(平均21.6km/L)
ボディサイズ 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,545mm 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,655mm
室内寸法 室内長2,050mm/室内幅1,300mm/室内高1,195mm 室内長2,140mm/室内幅1,335mm/室内高1,270mm

新車価格は、ステラの方が平均で40万円近く抑えられており、値段重視の人には好まれやすい傾向があります。

ただ、両車の燃費は、平均で0.4km/Lしか差がないため、ガソリン代の面ではそこまで大きな違いは出ないでしょう。

室内空間は、ステラの方が室内長・室内幅・室内高のすべての面で上回っているため、子どもの送迎や荷物を積むシーンでは使い勝手の良さを感じやすい構成です。

出典:ホンダスバル公式サイト

N-ONEとステラの人気・流通量・需要の違いを比較

比較項目 N-ONE ステラ
新車販売台数(2025年10月) 2,812台 477台
掲載中古台数 3,265台 905台
相場動向(直近3か月) 微上昇 微上昇

N-ONEの方が販売台数と中古台数のどちらも多く、市場での流通量が豊富です。

流通量が多い車は需要が安定しやすく、市場での価格が極端に落ちにくい傾向があります。

一方で、ステラは販売台数・中古台数ともに控えめですが、一定のユーザーから支持されており、相場自体は安定しています。

総じて、将来の売却を考える場合は、人気・需要の面で有利なN-ONEの方が損をしにくいと考えられます。

出典:全国軽自動車協会連合会/2025年10月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報
出典:カーセンサー/ホンダ N-ONE(全国)の中古車
出典:カーセンサー/スバル ステラ(全国)の中古車
出典:カーセンサー/N-ONE(ホンダ)の買取相場情報
出典:カーセンサー/ステラ(スバル)の買取相場情報

N-ONEとステラは結局どっちがいい?

選び方

  • 再販価値を重視するならN-ONE
  • 走行距離が多くなる使い方ならN-ONE
  • 室内の広さや実用性を優先するならステラ

N-ONEは再販価値が高い場合が多く、売却時の損失を抑えやすいです。

距離が増えてもステラに比べて値下がりしにくいため、通勤や家族の送迎などで乗る人がメリットを感じやすいでしょう。

一方で、ステラは室内空間の広さが強みで、荷物が多い家庭や子どもの送迎など、日常の使い勝手を重視したい人に向いています。

選ぶ際は「価値の残りやすさ」と「実用性」のどちらを優先するかを意識すると、自分に合った1台が見つけやすくなりますよ。

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